甲状腺疾患｜内科｜福井クリニック
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　甲状腺エコー

　甲状腺エコーでは頸部にプローブを当てて、甲状腺の形態、内部、血流について検査します。甲状腺専門医療機関としては、隈病院が全国的に有名ですが、当院の医師２名は毎年、隈病院主催の甲状腺疾患研究会に出席しております。

　甲状腺内に結節を認めることがありますが、甲状腺がんとの鑑別が必要になります。甲状腺結節は基本的にはエコーによる経過観察が重要です。治療が不要な疾患がほとんどですので、通常は当院でフォローアップしております。しかしながら、一定の要件を満たしている場合は隈病院をご紹介させていただきます。

　橋本病

　橋本病は甲状腺腫をきたす病気です。甲状腺機能が低下する場合もあります。確定診断には甲状腺組織診断が必要ですが、まったく無症状で甲状腺腫も軽度であれば、血液検査による診断でも９５％程度の確率で一致します。この場合、甲状腺機能と抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体と、抗サイログロブリン抗体を確認します。またエコーの所見も重要です。

　甲状腺機能が低下している場合のみ治療の対象になります。

　バセドウ氏病

　バセドウ氏病の場合の甲状腺腫はドプラーで血流信号が活発になっているのが特徴的です。診断は血液検査により甲状腺機能亢進とTSHレセプター抗体で診断できます。