頚動脈エコー|循環器内科|内科|福井クリニック
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 頚動脈狭窄症

 この原稿を書く前にちょうど軽度の頚動脈狭窄症の患者さんの検査をしたので、その画像をここに示します。右の写真で頚動脈の後ろの壁が突出している部分があります(矢印)。頚動脈狭窄が高度であれば、脳梗塞の原因となるため、厳重な管理が必要です。

 この患者さんは背景に糖尿病罹患歴が長期にわたっており、そのため動脈硬化が進みやすい状況です。この方は喫煙者ではありませんが、長期にわたる喫煙者では高率に頚動脈狭窄を認めます。また高血圧や高脂血症の患者さんにも注意が必要です。