緑内障の生活上のポイント
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長田区、緑内障

緑内障の症状と検査

 健常眼圧以上の眼圧によって目の神経(視神系)が障害され、視野(見える範囲)が欠けて狭くなる病気です。一度障害された視野は、回復不可能なため失明の原因となります。現在、糖尿病網膜症を抜いて失明原因の1位となっています。

 

 一般的に緑内障は自覚症状が無く、知らないうちに病気が進行している事が多くあります。視野もゆっくりと少しずつ狭くなっていくため、目に異常を感じる事はありません。

急性の緑内障は急激に眼圧が上がり、目の痛みや吐き気、頭痛を起こします。このような発作が起きた場合は、すぐに眼圧を下げる治療が必要となります。

 検査としては眼圧検査、眼底検査、視野検査、視神系の形状解析を行います。

緑内障の治療

 現在の緑内障の治療は、病気の進行を食い止めるために眼圧を低くコントロールする事が最も有効とされています。眼圧を下げるために先ず、点眼薬を処方します。そして眼圧をコントロールしながら視野検査で、視野障害が進行しないかどうか、定期的に検査します。

      

 点眼薬で眼圧がコントロールできない場合にはレーザー治療や手術を行います。

 

 緑内障は、治る病気ではありませんが、早期に発見し、日常生活に支障のない視野を生涯にわたって保つ事が、治療の目的です。そのためにも、定期検査を受け、緑内障(あるいは,疑い)と診断されたら、早期に治療を開始し、継続して治療を受ける事が大切です。

眼科のかかりつけ医を持ちましょう

 このように、緑内障は食生活や運動で予防できるものではありません。重要なことは中高年になったら眼科のかかりつけ医をもって、眼圧を定期的に測定することです。非常に高頻度に見受けられる病気ですから、面倒がらずにかかりつけ眼科医を持ちましょう。

 日頃のフォローアップ検査は通いやすいクリニックがおすすめです。