脳神経系疾患|内科|福井クリニック
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 アルツハイマー病(認知症)

  アルツハイマー病は認知症の多くを占める疾患です。早期に診断できれば、進行を防ぐ治療ができます。しかし、残念ながら診断は非常に難しく、早期に発見するのは困難な病気でした。また、発症してしまってからでは治療効果もでにくく、多くの患者さんは症状が進行して介護保険によるケアを受けたり、家族を巻き込んでたいへんな生活に陥ります。

  この病気は発症する前の段階でいくつかの特徴がありますから、かかりつけ医が早期に着目して、生活改善することができれば将来の不幸を未然に防ぐことができます。当院では10年以上前から、長寿や健康寿命についての論文をくまなく網羅し、自分たち医療者が自ら健康に留意した生活を行ってきました。またその知識と経験から患者さんに生活習慣についてアドバイスをしてきました。最近では、他の医療機関に通っている患者さんと比べて、当院の患者さんは健康に対する意識が格段に高い傾向があると感じています。

  近年、MCIスクリーニングという血液検査で調べることができる方法が実用化されました。この検査は多くのアルツハイマー病予備軍を見つけることができますが、一方で、正常人も多くひっかってしまう欠点があります。当院での費用は27,500円で、ほぼ待ち時間なしに調べることができます。(現在、費用は低く抑えております。来年からは値上げする予定です。この検査は大学での分析となりますので、検査費用と日数がかかります。)(27年9月28日開始)結果のご報告は2,3週間後となります。

  この検査の特性から、MCIスクリーニング検査はアルツハイマー検診の一次検査として行い、その結果に応じたリスク評価により、生活指導を行ったり、もしくはさらにMRやCT検査など画像診断による精査を行ったり、西神戸医療センターなど専門医療機関にて二次検査(神経内科的診察と検査)を受けていただく場合もあります。しかしながら、この検査で結果が正常であれば当面アルツハイマー病型認知症になる可能性はゼロに近いと言えます。

  アルツハイマー病は予備軍の段階であれば予防したり、進行を防いだりすることが可能です。ぜひ、ご家族やご自分のリスクを知るためにMCIスクリーニング検査を受けてください。詳しい情報はこちらのリンクでご確認ください。

ラクナ梗塞

  CTスキャンやMR検査を受けたことのある方は、この言葉を聞いた方も多いのではないでしょうか。動脈硬化が進むと脳血管の末端で小さな脳梗塞が多発することがあります。無症状のことが多いのですが、徐々に認知症が進行してしまいます。この疾患は原因である高血圧、高脂血症、糖尿病などを管理し、運動と食生活改善などで予防することができます。

 慢性硬膜下血腫

  慢性硬膜下血腫 MR像

慢性硬膜下血腫は、頭をぶつけた時などに頭蓋骨の内側から出血をおこし、脳を圧迫する病気です。出血のスピードが緩やかな場合は、症状に気づくことも難しく、診断も困難な場合があります。

  しかし、一旦MRIやCT検査に進めることができれば、その診断は容易で、治療も入院は必要ですが、比較的容易な脳外科手術です。当院では中央市民病院脳外科と連携して治療を行います。

変異型クロイツフェルト・ヤコブ病

 2000年に狂牛病として騒がれたプリオン病の一種に変異型クロイツフェルト・ヤコブ病があります。これは、急激な意識障害と運動失調で発症し、認知症が進行するものです。当院で診断したり治療した実績があるわけではありませんが、みなさんに知っておいていただきたいのは、プラセンタ注射として医療機関が主に自費診療で使っている薬剤に病原体が含まれている可能性が否定できません。このため、赤十字社の献血においても拒否されている実情があります。

 医療機関で行われている治療が必ずしもリスクのないものではなく、安易にプラセンタ注射などを受けることは、そのリスクを知った上でなければなりません。おそらく、医療機関側もリスクの説明を行っていないのではないかと思います。