第10回 電網研究会

1999..3.13

場所 林山朝日診療所

演題 「MACとWINDOWSをつなぐ」

講師 梁 勝則(りゃん すんち)先生

 梁先生から研究会の内容の原稿をお送りいただきました。実際的なパソコンの活用をデモンストレーションしていただき、最後にはパソコンとプロジェクターをつないでプレゼンテーションにおけるノートパソコンの活用もわかりやすく講議していただきました。以下全文を転載させていただきます。

マッキントッシュが普通の舶来品値段になった初代パワーマックからのビジネスユーザーである。

             名前だけ「パワー」マックだ6100

最近のマックは本当にパワフルだ。さくさくと仕事をしてくれる。ファイルメーカープロはすぐれたカスタマイズ機能、プレゼンテーション機能を備えたデータベースであり、紹介状を主に手放せないツールになっている。

在宅ケアに力を入れているので往診先でも訪問看護指示書や調剤薬局への情報提供書をリアルタイムにパソコン入力しているが、残念ながらパワーブック2400でも鉄アレイなみに重い(2.1kg)。なおかつ厚みもあってかさばるので、片手での安定した把持は時に困難である。長田の坂道はとりわけ大変。

              持つ人の力がつくぞパワーブック

そこで注目したのがウィンドウズノートある。重さも暑さも約半分。多社競合のおかげで実勢価格もパワーブックの三分の二くらいの感覚である。これなら颯爽と往診できる。あれこれ迷って選んだのがメビウスノート。ウリはなんといってもコード1本でEathernetに接続できるLANカード内蔵とRAM128MBである。このメビウスノートに今までのデータを押し込んで、診療所ではサーバー、外出先ではノートブックというもくろみである。

しかしコードだけではマックとウィンドウズはつながらない。次にインターネット検索で両者を接続するソフトウェアを探すと、蛇の道は蛇、PCMACLANというソフトウェアがバージョンアップしてオンセールだった。うきうきとソフマップのぶあいそ姉ちゃん(社員教育のできていないのがいる)にキャッシュを渡して、早速インストールしたが、ここからが大変だった。何度インストールしてもマッキントッシュとはつながらない。「PCMACLANはApple Talkを認識できません」というつれない初期メッセージが戻ってくるだけだった。

              赤い糸もつれて遠しウィンドウマック

ソフトメーカに問いあわせればLANカードのドライバが対応していない可能性があるのでシャープに問い合わせてくださいとの返事。メビウスのホームページにアクセスしてみると、メールによる問い合わせは受け付けていない。シャープの用意したメーリングリストを利用してみたが、明確な答えはなし。そこで一句、

         セールして後は素知らぬシャープかな  

こうののしりたくなるほどPCMACLANをインストールしてから実際のデータのやり取りができるようになるまでが長かった。おおよそ15時間。俺はなんて頭が悪いのだろうと懊悩した15時間であった。本屋であれこれと参考書を渉猟してみるが、「ウィンドウズは今夜もなぜ調子がわるいか」といった一昔前のマック解説本のようなタイトルが結構並んでいる。しかしメビウスとマックをつなげる怪傑本はどこにもない。

で、答え。コントロールパネルのメビウスセットアップ、アドバンスを開いてLANポートをチェックするだけで、次からは「自由自在」にマッキントッシュとつながった。偶然発見したこの作業に要した時間は数分。ここにたどり着くまで15時間。まさにコロンブスの卵であった。

         コロンブス返してくれよ15時間

ウィンドウ98の初期セットアップでLANをオンにしたところ、フリーズ→セーフティモードのみで起動可能となった痛手がもあり、メビウスのマニュアルにも記載がないため、コントロールパネル内のメビウス設定に鍵ありとは気づかなかったのだ。今はファイルメーカー、ワード、エクセルのデータをウィンドウとマックですいすいと共有している。ただし、せっかくファイルを共有しても末尾の拡張子がなければメビウスではウィンドウ印の金太郎飴ファイルとしてしか認識できない。

        拡張子つけてウィンドウ景色よし

である。とにもかくにもコンピューターの本質は単純だ。0と1しかない世界だ。患者・医師会・妻・子供といったファジー無象に棲息する以外よるべなき身としてつかの間のバーチャルリアリティーを楽しんでいる。

        またまだの視線浴びつつコンピューター

        有と無で割ったらおしまいこの世界

 

その他使用しているソフトは、
1,勉強会、講演会用にパワーポイント
2,診療所広報誌にページメーカー
3,原稿書きにインスピレーショーン(推奨)
4,英文原稿の和訳にE to J pro
等である。

参加メンバー
福井俊彦、仁木健雄、上田耕蔵、石川靖二、高谷雅巳、山田博一、の各先生方でした。

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